高天原伝説
オオゲツヒメ(大宜都比売)は食物を司る女神であり、
古事記では五穀豊穣をもたらした神とされています。
古事記によれば、オオゲツヒメは日本国土創生の神である
イザナギ(伊邪那岐)とイザナミ(伊邪那美)の子として
粟の国(後の阿波の国、現在の徳島県)に生まれました。
全財産を押収され、追放されたスサノオ(須佐之男命)に対して、
食物の神であるオオゲツヒメが
自身の鼻や口などから取り出した野菜を調理して振る舞ったところ、
これに怒ったスサノオにより殺められてしまいました。
その後、オオゲツヒメの亡骸から
蚕、稲の種、栗、小豆、麦、大豆が生まれ、
身体全てが植物に変わったのです。
これを知ったカミムスビ(神産巣日御祖命)が
これらの植物を五穀の種子とし、
オオゲツヒメは五穀豊穣をもたらした食物の神として
奉られることとなりました。
高天原伝説
た
オオゲツヒメ(大宜都比売)は食物を
司る女神であり、古事記では五穀豊穣をもたらした神とされています。
古事記によれば、オオゲツヒメは日本国土創生の神であるイザナギ(伊邪那岐)とイザナミ(伊邪那美)の子として粟の国(後の阿波の国、現在の徳島県)に生まれました。全財産を押収され、追放されたスサノオ(須佐之男命)に対して、食物の神であるオオゲツヒメが自身の鼻や口などから取り出した野菜を調理して振る舞ったところ、これに怒ったスサノオにより殺められてしまいました。その後、オオゲツヒメの
亡骸から蚕、稲の種、栗、小豆、麦、大豆が生まれ、身体全てが植物に変わったのです。これを知ったカミムスビ(神産巣日御祖命)がこれらの植物を五穀の種子とし、オオゲツヒメは五穀豊穣をもたらした食物の神として奉られることとなりました。